The Elder Scrolls IV オブリビオン  アクションRPG

 

ボクってちっぽけ

オブリビオン。
アンチャーテッドに続きドハマりした海外発ゲーム第二弾です。やっぱ肉食ってるヤツらは違うよ!(何が)

パッケージ見ると、正式名称はジ・エルダースクロールズ4 オブリビオンって書いてます。長いし。えっしかも何これ4って事はもう既に3作でてるってか、おじさん困っちゃうなー(反応が投げやり気味なのはアンチャーテッドのレビューのあと立て続けに書いてるからです)

ゲームの概要ですが、海外お得意の一人称視点で繰り広げられるファンタジーなアクションRPGです。
アピールポイントは凄まじい自由度。と自律的に変化していく広大な世界。

世界が時間に従って勝手に動いていくので、あーこの世って俺と関係なく存在してんのねって事が否が応でも感じられるっちゅーか、日本産RPGが天動説RPGとするなら、このゲームは地動説っちゅーか。
自分の意志とは無関係に様変わりする世界に踏み込んで自分の手で結果を変えていくという、本当の意味での冒険心を感じさせてくれるゲームと言えましょう。

 
くらしとほうりつ

このゲームをプレイした人(特に海外産ゲームに触れた事がない人)がまず一番に感じる事は、今までのゲームにはなかった「リアリティ」じゃないでしょうか。
プレイヤーが話すボタン押さなくても村人が向こうから勝手に話しかけてくるし、テーブルの上の食器はパンチすれば床に落ちるし、敵じゃない人間も殴りかかれば反撃してくるし。
普通のゲームなら、村人攻撃しても全く反応ないか、あってもビックリしたようなアクションが用意されてるだけっしょ。でもオブリビオンの村人は違う。超殺る気満々。キルユーとかユーダーイとか言いながらすごい形相で襲いかかってくる。超おっかない。
あと自分の畑の近くで山賊とか見つけたら猛ダッシュで襲いかかる。畑守る為に。マジえらい。
これだけでもう、オブリビオンに存在する人々はプレイヤーにとって記号じゃなくて正に「生きている人間」になっちゃいます。

このようにリアリティ抜群な人間が住んでいる世界ですので、秩序を持った人の世になくてはならない「法律」もリアリティ満点です!
まず、人ん家に勝手に入れない。そして人ん家のもの勝手に取ったら泥棒扱い。だからドラクエみたいに堂々とドア開けてズカズカ上がり込んでタンスの中のアイテム取ったりすると、家人に通報されて家でた途端に速攻お縄です。「この薄汚い盗っ人が!」とか衛兵に罵られるし。もっと罵倒して 世知辛い世の中と言えよう。

ちなみに衛兵に捕まると、罰金払うか投獄されるか選べます。投獄されると刑期の分だけ体がなまって能力値が下がります。けど一部の能力は逆は上がる事もあったり。鍵開けとか。芸が細けぇ。
あと捕まる時に抵抗すると衛兵とのバトルになりますが、衛兵超強いし殺したら殺したでますます重罪人になり懸賞金がつり上がっていくという、まさに負のスカイラブハリケーンに突入します(スパイラルではなかろうか)

 

ぼくたちみんな自由人!

最初にちょっと言った「自律的に動く世界」も、このゲームのリアリティに拍車をかけます。
オブリビオンの世界には、朝・昼・夜があります。えぇ今時のRPGじゃ普通ですね。でもこのゲームでは更に、登場する人々がその時間の中でそれぞれ自分の意志で自分の生活を送ってます。ある村人Aの場合は、朝起きてご飯食べて昼は畑たがやして夜に酒場で一杯ひっかけてから帰って就寝。こんなそれぞれの暮らしが、この世界で暮らす1000人以上それぞれにあります。

そしてみんな自分の意志で動いてるから、たまに全然イベントとか関係なくケンカとかしたりします。やっぱり「ダーイ」とか言って激しく殴り合い、最終的にどちらかが死ぬまで終わりません。加減を知らない現代っ子も真っ青のデッドオアアライブです。
で、ケンカが終わると何事もなかったかのようにまた日常が始まるので、殺された人から家の鍵を盗み取って家に侵入して遺品を根こそぎかっぱらってウッハウハ!(最低プレイの見本)

こういう、良く言うと自由、悪く言うとアバウトな感じの構成になっているので、 自分が全てを把握して進行させないとイヤんなっちゃうというコンプリート気質の人には向かないゲームなのかもしんないかもしんない。

イベントに関係する人物がプレイヤーの知らぬ間に普段の生活の中でうっかり高所から足を踏み外して落下死する事もある、って話を聞いた時に「えっなんだよそれ勝手に死ぬなよ超クソゲーじゃん」となるか「うっそそんな自由なゲームなのコレ知らないとこで人死んじゃうの?」となるか、そこが判断の分かれ道です。
ここで「すんげ! いやマジすんげ!!」って大興奮できる人には、もうスルメのように何百時間も味わい続けられる逸品となるでしょう!!

 

圧倒的ボリュームな世界

えー今までレビューを通して、このゲームは人々が自分の意志で動いて作り出している非常に自由度の高い世界である事をご説明してまいりました。しかもその上、これがヤんなるぐらい広いんです。地上も地下も。でも、だだっ広いという表現は適切じゃない。だだっ広いってのは広いけど中身スカスカな感じですが、オブリビオンの世界は広くて濃ゆい。これ。

街から出てちょっと散歩するだけで2、3個くらいの洞窟や遺跡が速攻見つかります。で、フラッとその中の1つに入ると住み着いた山賊やらゴブリンやらがわんさか襲いかかってくるしうす暗いし歩いても歩いても行き止まりにたどり着かないし。その後、数時間かけてやっと踏破して地上に出た時の、あの開放感…!
ていうかこんなレベルのダンジョンがそこら中にゴロゴロあるっておかしくね?いくらなんでも広すぎね?と打ちひしがれること請け合いです。

街にしたって、住民それぞれに自宅があるし衛兵の詰め所やギルドや城などの建物がギッシリ詰まっていて、しかも入って見ると一件一件の構造や内装が全然違うという、製作中にスタッフ連続過労死説を提唱せずにはいられない凄まじさを感じます。

しかもコレ、困った事にPS3なのでグラフィックも激キレイなんです。湖のほとりに立って昇り来る朝日にキラキラ輝く水面を見たりすると、ホントにゲームの中にいてぼんやり景色を眺めてる、そういう錯覚を起こします。いやマジで、ゲームの中の景色に見とれて立ち尽くしたのは初めてでした。

 

ロールプレイングゲームの1つの完成系

ロールプレイングゲームって、役割(ロール)を演じる(プレイング)ゲームじゃないですか。
このゲームを通してできる事は正にそれで、プレイヤーそれぞれが思い描いたファンタジー世界での生活を存分に送れるんですよね。
世界を救って勇者になることも、ダンジョンに巣食うモンスターを退治しまくる歴戦の戦士になることも、盗みを働きまくって盗賊として暮らすことも、はたまた暗殺者として闇の世界に生きたり何も考えずただ広い世界を放浪したり、できる事はプレイヤーの数だけ広がっていく、そんなとてつもなく懐の深いゲームと言えましょう。

フリーシナリオシステムなので、別にメインの世界を救うストーリーを進めずサブクエストだけを延々とこなしていくこともできます。また、基本的にはサブクエストも同時進行が可能なので、冷徹非道の私などは「生まれ故郷の家に連れていってくれるのかい!? ありがとう!!」といって喜んで付いてきた2人の青年が割と戦力になるので、目的の家には連れていかずに各地のダンジョン破りに強制連行しています。どう考えてもオニな仕打ちなのに、率先して敵陣に突っ込んで死に物狂いで戦ってくれる彼らを見ているだけでゴハン3杯はイケます。(人でなし)

思った事が何でもできるシステムに、美麗グラフィックで構築された広大な世界。もう人によってはライフワークのレベルで慣れ親しみ、長きにわたって楽しんでいけるゲームであると思います。

ちょっとバグがヒドいとか文字が小さくて読みづらいとか、欠点が無いワケではありませんが、それを補って余りある魅力がこのゲームにはあります。
自由度の高いロマサガやジルオールなどのRPGが好きだった人は、このゲームを是非一度やってみて下さい! ていうかやらないとヤバいです。「日本人なのに桜みたこと無いの!? 日本の心なのに!」ってぐらいヤバいです。 やれ。絶対。

 

 

 

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