街 〜運命の交差点〜  サウンドノベル


あなたはゲームで泣いたことはありますか?

あ、いや別に「バックアップが消えて泣いた」とか
「ゲームし過ぎてテストで赤点とって泣いた」とか
ましてや「ゲーム買いすぎてカード破産して泣いた」とかじゃなくて。

つまり「ストーリーに感動して泣いた」とか
「レベル上げとかの地道な努力が報われたので泣いた」とか
「あまりのクソゲーっぷりに憤慨し、ええいこの憎しみどうしてくれようそうだ斬る斬ってやるそこになおれぃフんっアイヤー刀で指切ったぁ、という痛みで泣いた」とか
そういう「ゲームの中身」で泣いた事はありますか?

最後は違いますね。ええ、いつものことですから

俺はこの「街」で泣きました。
ゲームで泣いたのって、初めてかもしれない。
テレビでなら「フランダースの犬」「忠犬ハチ公」などで号泣しましたが。
って全部動物(ていうか犬)モノかい、俺。
閑話休題。
まぁそれほど、シナリオが素晴らしいゲームということなのです。

このゲーム、基本的には「弟切草」とか「かまいたちの夜」と同じなんですが
その2つにはない、独自のシステムを採用してます。
サブタイトルの「運命の交差点」からも分かる通り、主人公8人のそれぞれの物語が交差するのです。
つまり主人公Aのシナリオで変な選択肢を選んじゃうと、主人公Bのシナリオではそれが原因でバッドエンドになる可能性もあるわけですな。
だから1人の主人公のシナリオだけを読み進めるんじゃなくて、8人を交互に読んでいくことが必要なんですね。

シナリオも、コメディ路線からシリアス路線まで多種多様。
どれもテンポ良く読み進められます。
ああ、だからやめられない止まらない・・・。次の日、朝早い人はプレイを控えましょう。いやマジで。

さて、プレイしての不満点はですね
唐突に終わった感のあるストーリーが幾つかあったかなぁと。
いや、ほんのちょっと感じただけですが。ほんと微々たるもの。
あとは全てOK! 俺としては鼻丸をあげたい! 間違った!花マル!
「笑わせるところは笑わせキメるところはビシッとキメる」メリハリの効いたシナリオといい
一癖も二癖もありそれでいて愛せる登場人物達といい、全くもって素晴らしいです。
サウンドノベルで、この作品を越えるものはしばらく出ないかもしれぬ。
そう思わせるほどの面白さがあります、こいつは。

小説好きな人も、小説なんて高校1年の読書感想文を書くために読んだ「遠き落日」以来ずっと触れていなくてわあもう6年も読んでねェやという人(俺)も、ぜひこぞってプレイしてみてください。
きっと感銘を受けて芥川賞とか直木賞を目指す人も出るでしょう! 言いすぎましたスンマセン。


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