逆転裁判  法廷バトル

 

サイバンマン

「ワンダと巨像」に続き、「今さらで恥ずかしいんですけど・・・思い切ってレビュっちゃいます」シリーズ第2弾です!
「今明かされるあの事件の真実」みたいで貴重っぽいでしょ、ね!?(必死)

で、この「逆転裁判」が、どういう類のゲームかと申しますと。聞いて驚くなかれ!ななな何と!ゲーム史上初!裁判で戦うゲームなんです!!(いやそれタイトルに書いてますよね)
主人公は弁護士となって、検事と裁判で戦い、誤認逮捕された被告人の無罪を勝ち取らなければなりません。

ジャンルが「法廷バトル」ですから、そりゃあもう法廷で襲い来る裁判官やら検事やらを、しゃがみ中K→波動拳のコンボなどで粉砕して  って今の若い人には分かりませんなコレ。タハハハ(収拾つかぬまま次章へ)

 
えっ食べながらダイエット!?みたいな

テーマが裁判ですから、ゲームのルールも特殊です。

裁判では、検事が証人を呼び、例えば「被告人が被害者と争っているのを見た」などの、被告人の有罪を立証する証言をさせます。
ちなみに検事というのは、弁護士の逆で「被告人を有罪にする警察の人」です。
そうらしいので、そういう事にしておいてくれ、な? (所詮ゲームで得た知識です)

で、弁護士である主人公のする事は一つ、「証言の矛盾を指摘して突き崩す」
被告、すなわち主人公が守るべき人間が本当に罪を犯してないのなら、有罪を裏付ける証言には何らかの「ウソ」が含まれてるわけですね。
そこを指摘してウソを暴くのがゲームの一番根本的な目的です。

ウソの暴き方ですが、まず証言の一文一文が区切られて表示されます。
そこで、ウソを含む文を選択して、ウソだという根拠を示す「証拠」を突きつけるんです。
するとアラ不思議! 証人が、物凄い勢いで慌てふためきます!
例えば「午後5時ちょうどに、被害者と被告が争っている声を聞きました!」という証言に対して「被害者の死亡推定時刻は午後4時」と記録されている「被害者の解剖記録」を突きつけます。
すると「解剖記録によると被害者は午後4時に死んでいる!5時に被害者が争う声を聞く事は不可能なんですよ!ズビー!(指差し音)」てな具合で痛烈に指摘します。
証人はうろたえた挙げ句、「あっそうそう思い出しました。私の腕時計は壊れてて1時間ずれて表示されるんですよだから実際には4時云々」と言い逃れをしてきます。
もちろんこれも口から出任せすなわちウソなので、こちらもまた証拠をズビーと突きつけてウソを暴き、逃げ場を無くすのです!

ゲームに登場する証人は、通りすがりのエキストラではなく、何らかの形で事件に関わっていたり、もうそのまんま真犯人だったりするので、こんな感じで追い詰めることで事件を解決へ導いていく事になるんですね。
つまり、裁判をしながらも同時に捜査を行って真犯人を検挙するってんですよ!
こっこれは凄い事ですよそんなら警察いらねーよですよ日本の司法制度を根本から揺るがしますよ!(お兄さんゲームですよこれ)

 
ズバリそうでSHOW

このゲームの一番のキモは、矛盾を指摘した時にプレイヤーが感じる「俺ってスゲーよ」感に尽きると考えます。
文で書くと身も蓋もないですが、これはンもうやってみなきゃ分からない!

論理的に組み立てられたウソに存在する小さな矛盾を見つけて、それをズバッと指摘する快感!
そして今までしたり顔でヌケヌケとウソ証言をしていた証人が、矛盾を指摘された途端に慌てふためく姿を見る快感!
「相手を論破する」、この快感は今までのゲームには無い、新しい感覚です。

「あーちょっと僕そういう頭使うの苦手だし男は黙って拳で語って最後には草むらに転がって"お前・・強いな" "お前こそ!"みたいな展開がBEST」といった御仁も、騙されたと思って手を出してみなさいな! 騙されますよ!(どうしたいんだ)
いやハマっちゃうという意味で、ね。

矛盾を見つける、と書くと論理的で難しげに見えますが、実際やってみると結構感覚的に進められます。
証言を聞いていると、どことなく違和感を感じるんですよ。で違和感を感じた文をよく読み返してみると、そこにちゃんと矛盾が見つかったりします。
しっかり事件のあらましや証拠を確認していれば、証言を聞いてるだけで「アレ、それ変じゃね?」と感じます。
極端な話、赤いスニーカーを黒と証言してるのも矛盾の一つなんですから。

自分の指摘によって暴かれていくウソと浮かび上がる真実、全てが判明し逃げ場を無くして法廷の真ん中で絶叫する真犯人。
今までの刑事or探偵モノの謎解きアドベンチャーを「もしも弁護士でやってみたら」のアレンジで正しく成功せしめた良作であると言えます。

 

鮮烈キャラクターたち

今まで述べさせていただきました通り、核である裁判部分は非常に良くできています。
しかしこのゲームには、裁判本編以外にも情報収集の為の「アドベンチャーパート」が存在します。

アドベンチャーパートは、裁判で被告人に有利に進めるための証拠を探す部分でして、事件を取り巻く舞台や人物を歩き回って、ゲームのシステムとしては要するに「とれ」「ふく」を3回やるわけですがって全然要してませんので言い直すと「移動」や「調べる」などの行動コマンドを選んで調査を進めていくシステムになっています。(またレトロゲーマー以外おいてけぼりです)

このパートはシステム的には言わばおまけなので、難易度は非常に低くゲームオーバーもありません。ぶっちゃけコマンド全部試せばクリアできます。
でも「何だそれじゃダメじゃんつまんねーじゃんただゲームがダラダラになるだけじゃんはい終了」とか思わずとも良いぞおもてをあげィ!(無理矢理面白い事書こうとしたらこうなりました)
このパートで繰り広げられる人間ドラマ! 魅力ふんだん120%見せつける登場キャラクター達!
裁判パートだけでは無味乾燥な理詰めゲームに終始したであろうこのタイトルに、まるでコメディアニメのような色鮮やかな飾り付けをしてくれてます。

とにかく登場キャラ達が立っていて個性発揮しまくりなんですから愛されるよりも愛したいマジで!(何を書きたいのか私にもさっぱり)
ゲームを終える頃には、あなたにもお気に入りのキャラが一人はできていると思います。
ちなみに私は狩魔冥という女検事が好きでのぅ・・・鞭をビシバシ振るうんじゃあ・・(やっぱりMですこの人)

 

完成されてゐる

矛盾を見つけて指摘する、このシステムは何かもう完成されちゃってます。完璧です。
何ら変更を加えずに2作も続編を出してしかも売れている事からも、その完成度の高さが分かります。
この付け入る隙のないゲームシステムにもてなされる安心感、そして「裁判」という普段は伺い知らぬ世界を体験できるドキドキ感。このゲームに興味があったけどまだ手をつけてない方はゼヒ手どころか唾液とか鼻水とか色んなアレを付着させまくっていただきたい!(興奮のあまりトびました)

私ももう止まらず光の速さで2をクリアして今は3を大絶賛プレイ中であります!
無論、仕事の為の睡眠時間とかノン確保であります、サー!(現実はなかなか逆転できません。注意しましょう)

 

 

 

 

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